VC-CL55Pは自走ヘッドと充電台の便利さを重視する人、VC-CL45Pは軽さ・省スペース性・価格を重視する人に向いています。
どちらも東芝の紙パック式コードレスクリーナーで、集じん容量や標準運転時間、充電時間などの基本仕様は共通です。
この記事では、VC-CL55PとVC-CL45Pの違いを一覧で整理し、ヘッドやセンサーの仕組みまで比較します。
VC-CL55PとVC-CL45Pの違い|自走・充電台なら55P、軽さ・価格なら45P
2機種の選択を左右するのは、VC-CL55Pの自走・自動制御・充電台に、VC-CL45Pとの価格差を払う価値を感じるかどうかです。
主な違いを一覧にすると、次のようになります。
| 比較項目 | VC-CL55P | VC-CL45P |
|---|---|---|
| ヘッド | なめらか自走ヘッド | からみレスヘッド |
| 床見極めセンサー | plus 吸引力とブラシ回転数を制御 |
通常タイプ ブラシ回転数を制御 |
| 中間運転モード | 自動:約10~20分 | おすすめ:約20分 |
| 充電・収納 | 充電台・付属品BOX付き | ACアダプター付属 充電台・付属品BOXなし |
| 標準質量 | 1.5kg | 1.4kg |
| スティック時の寸法 | 258×151×1,066mm | 230×151×1,065mm |
| 床ピタ設計 | 約6.3cmのすき間に対応 | 約5.5cmのすき間に対応 |
| 本体色 | ナイトブラック | ミストグレー |
| 公式ショップ税込価格 | 65,780円 | 54,780円 |
公式ショップ価格は2026年10月15日の確認時点で、VC-CL55Pの方が11,000円高く設定されています。
実売価格は販売店や購入時期によって変わるため、購入直前の価格で改めて比較してください。
VC-CL55Pは追加費用がかかる代わりに、なめらか自走ヘッド、吸引力まで調整する床見極めセンサー plus、置くだけで充電できる充電台が加わります。
VC-CL45Pは上記の装備を省きながら、標準質量を1.4kgに抑え、より低い家具下へ入りやすい設計です。
なお、本体質量はどちらも1.0kgで、100gの差があるのは本体・延長管・ヘッド・バッテリーを合計した標準質量です。
本体単体の軽さではなく、掃除機として組み立てた状態の軽さに差があると理解しておくと、選び間違いを防げます。
ヘッド・センサー・運転モードの違いを比較
床掃除の押し引きと自動調整を重視するならVC-CL55P、軽さと低い場所への入りやすさを重視するならVC-CL45Pが適しています。
2機種はヘッドだけでなく、床を見極めた後に自動制御する範囲も異なります。
VC-CL55Pは自走ヘッド、VC-CL45Pは軽量なからみレスヘッド
VC-CL55Pの「なめらか自走ヘッド」はモーター式の自走タイプで、前後に進む動きを補助します。
2つの旋回輪を備え、左右方向にも動かしやすく、壁際では横滑りさせながら掃除できます。
広い床面を繰り返し往復するときや、ヘッドを押す負担を抑えたい場合は、VC-CL55Pの自走機能が選ぶ理由になります。
VC-CL45Pの「からみレスヘッド」はモーター式ですが、公式仕様では自走式とは記載されていません。
その一方で、標準質量はVC-CL55Pより100g軽い1.4kgです。
スティック時の幅も230mmと、VC-CL55Pの258mmより28mm狭くなっています。
仕様上は、VC-CL45Pの方が階段などで持ち上げる場面や、幅の限られた場所で扱いやすい可能性があります。
家具下への入りやすさにも差があり、VC-CL55Pは約6.3cm・VC-CL45Pは約5.5cmのすき間に対応します。
上位側のVC-CL55Pがすべての面で優れているわけではなく、軽さ・幅・対応できる家具下の低さではVC-CL45Pが有利です。
どちらも髪の毛が絡みにくい「からみレスブラシ」、手元の動きにヘッドが連動する「スイング連動」、家具下へヘッドを入れやすい「床ピタ設計」を採用しています。
センサーの制御範囲と中間運転モードが異なる
VC-CL55Pの床見極めセンサー plusは、床面に合わせて吸引力と回転ブラシの回転数を制御します。
自動モード時には床の状態に応じて動作が変わり、連続運転時間の目安は約10~20分です。
VC-CL45Pの床見極めセンサーが制御するのは、回転ブラシの回転数です。
吸引力まで自動制御する機能はなく、中間に位置するおすすめモードの連続運転時間は約20分です。
標準モードと強モードの運転時間は共通で、ヘッド使用時の標準は約45分、ヘッド不使用時は約60分、強は約8分です。
自動調整の範囲には差がありますが、長時間使う標準モードの公称時間だけを比べると違いはありません。
運転時間は満充電かつバッテリー初期状態、室温20℃などの条件で測定された値で、床材やゴミの状態、使用環境によって変わります。
充電・収納・サイズ・価格の違いを比較
充電の手間を減らしたいならVC-CL55P、充電台を置かず本体の軽さと価格を優先したいならVC-CL45Pが選びやすいでしょう。
充電時間はどちらも約2.5時間ですが、充電方法と収納に必要なスペースが異なります。
VC-CL55Pは充電台と付属品BOX付き
VC-CL55Pは、掃除機をスタンドへ置くだけで充電できる充電台を付属しています。
掃除後にACアダプターを接続する操作が不要なため、使うたびに充電しやすい構成です。
充電台には、すき間ノズルと予備の紙パックを収納できます。
付属品BOXは充電台に取り付けるだけでなく、取り外して棚などに置くことも可能です。
VC-CL55Pの収納時寸法は、幅288×奥行288×高さ1,051mmです。
購入前に、約29cm四方の充電台をコンセントの近くへ置けるか確認しておく必要があります。
VC-CL45Pには充電台と付属品BOXがなく、付属のACアダプターを使用します。
置くだけで充電することはできませんが、充電台の設置面積を確保しなくてよい点は、省スペースを重視する場合の利点です。
VC-CL45Pは100g軽く、幅が狭く、公式ショップ価格も低い
VC-CL45Pの標準質量は1.4kgで、VC-CL55Pの1.5kgより100g軽くなっています。
本体質量はどちらも1.0kgなので、この差は本体だけをハンディ状態で使うときではなく、延長管とヘッドを装着した状態に表れます。
スティック時の幅はVC-CL45Pが230mm、VC-CL55Pが258mmです。
VC-CL45Pは幅が28mm狭く、約5.5cmの低いすき間にも対応するため、狭い場所や低い家具下を重視する人に適しています。
色はVC-CL55Pがナイトブラック、VC-CL45Pがミストグレーで、いずれも公式ページに掲載されているのは1色です。
2026年10月15日時点の公式ショップ税込価格は、VC-CL55Pが65,780円、VC-CL45Pが54,780円でした。
差額は11,000円なので、自走ヘッド、吸引力の自動制御、充電台、付属品収納を必要とするかが価格差を判断する基準になります。
VC-CL55PとVC-CL45Pに共通する機能
紙パックの容量やゴミ捨て機構、標準・強モードの運転時間など、掃除機としての基本仕様は両機種で共通しています。
VC-CL45Pを選んでも失わない主な機能は、次のとおりです。
| 共通項目 | 内容 |
|---|---|
| 集じん方式・容量 | 紙パック式・0.7L |
| モーター | Hi-Power DCモーター |
| 紙パック機構 | ふくらむパック、パワーキープ風路、らくらく着脱 |
| 使用紙パック | 抗菌・消臭紙パック VPF-31 |
| 標準運転時間 | ヘッド使用時:約45分 ヘッド不使用時:約60分 |
| 強運転時間 | 約8分 |
| 充電時間 | 約2.5時間 |
| バッテリー | 着脱式リチウムイオンバッテリー |
| 共通付属品 | ワンタッチブラシ、すき間ノズル、紙パック1枚 |
| 手入れ | ヘッドの回転ブラシと付属品を水洗い可能 |
両機種は、紙パックを立方体状に広げる「ふくらむパック」と、ゴミがたまっても吸引力が落ちにくい「パワーキープ風路」を採用しています。
紙パックはフックを使わずに抜き差しできる「らくらく着脱」構造で、ゴミに直接触れにくい設計です。
メーカーは約3か月間ゴミ捨て不要と案内していますが、これはJEMA自主基準のゴミ1gを1日の吸引量として測定した試験結果です。
実際の交換時期は、吸い込むゴミの種類や量、使用環境によって変わります。
紙パックの交換費用が気になる方は、紙パックを使わないサイクロン式も比較してみてください。
東芝VC-CLW34とVC-CLW33の違いを比較した記事では、新旧モデルの付属品やバッテリー、価格の違いを紹介しています。
ゴミ捨ての方法やお手入れのしやすさも考えて選ぶと、自分に合った掃除機を見つけやすくなります。
からみレスブラシも共通で、メーカー試験では回転ブラシへ絡みつく髪の毛の量が1サイクルにつき1%以下でした。
この数値も、長さ25~40cmの人毛0.25gを3畳のフローリングにまき、強運転で掃除する試験条件によるものです。
交換用バッテリーも共通で、部品コードは41479053、2026年8月1日時点の希望小売価格は13,200円(税込)です。
両機種は同じHi-Power DCモーターを搭載していますが、吸込仕事率などの比較可能な公式数値はないため、吸引力が完全に同じとは断定できません。
VC-CL55PとVC-CL45Pはどちらがおすすめ?
日々の床掃除と充電を楽にする装備を優先するならVC-CL55P、軽さ・低い家具下・設置スペース・購入費を優先するならVC-CL45Pがおすすめです。
共通する基本仕様が多いため、最終的には毎回の使い方に影響する違いから選ぶと判断しやすくなります。
VC-CL55Pがおすすめな人
- 自走ヘッドで床を押し引きする負担を抑えたい人
- 床面に応じて吸引力まで自動調整してほしい人
- 掃除機をスタンドへ戻すだけで充電したい人
- すき間ノズルや予備紙パックを充電台周辺にまとめたい人
- 100gの軽さや価格差より、毎回の操作性を優先する人
VC-CL55Pは、なめらか自走ヘッドと床見極めセンサー plusにより、床面を移動するときの操作と自動調整を重視したモデルです。
充電台を常設する場所を確保でき、使用後の充電や付属品の収納まで簡単にしたい人に向いています。
VC-CL45Pがおすすめな人
- 組み立てた状態で少しでも軽い掃除機を選びたい人
- 約5.5cmの低い家具下を掃除したい人
- 幅の狭い本体を選びたい人
- 充電台の設置スペースを取りたくない人
- 自走機能や吸引力の自動制御より購入費を優先する人
VC-CL45Pは、自走機能と充電台を省く代わりに、標準質量1.4kgと幅230mmの軽量・コンパクトな構成を採用しています。
紙パックの容量、標準・強モードの運転時間、充電時間はVC-CL55Pと共通なので、基本仕様を保ちながら必要な装備を絞りたい人に適しています。
迷った場合は、掃除のたびに役立つ自走ヘッドと置くだけ充電に価値を感じるならVC-CL55Pを選びましょう。
軽さや家具下への入りやすさを優先し、充電台が不要ならVC-CL45Pが候補になります。
東芝以外の紙パック式コードレス掃除機も比較したい方は、日立の「紙かるパックスティック」も候補になります。
PKV-BK50PとPKV-BK50Lの違いを比較した記事では、軽さやヘッド性能、便利機能、価格の違いを詳しく紹介しています。
紙パック式の掃除機をメーカー別に比較したい方は参考にしてください。
参考・出典
