EcoFlow DELTA 3000 Gen4と3800 Gen4は、定格出力3,000Wや最長5年保証などの基本性能が共通です。
違いは主に、容量、拡張性、ソーラー・走行充電の入力、重さ、価格の5点です。
後から容量を増やしたい人や太陽光をたくさん使いたい人はDELTA 3800 Gen4、増設の予定がなく価格と軽さを重視する人はDELTA 3000 Gen4がおすすめです。
この記事では、2機種の仕様比較表、冷蔵庫の稼働時間の目安、拡張バッテリーへの対応、公式ストアでの価格差、充電性能やサイズの違いを順番に整理します。
価格や仕様は、2026年10月26日時点のEcoFlow公式ストアとプレスリリースの情報です。
DELTA 3000 Gen4と3800 Gen4の違い|増設したいなら3800、価格と軽さなら3000
2機種を分ける最大のポイントは、エクストラバッテリーで容量を増やせるかどうかです。
出力まわりはどちらも同じで、定格3,000W、X-Boost最大3,800W、サージ出力最大6,000Wに対応しています。
家庭用コンセントからのAC入力も、どちらも最大1,500Wです。
そのため、同時に使える家電の上限で選ぶ必要はありません。
容量、拡張性、充電入力、重さ、価格のどれを重視するかで選ぶのが基本です。
| 項目 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3800 Gen4 |
|---|---|---|
| 容量 | 3,072Wh | 3,763Wh |
| 容量拡張 | 非対応 | 最大11.8kWhまで |
| 定格/X-Boost/サージ | 3,000W/3,800W/6,000W | 3,000W/3,800W/6,000W |
| AC入力 | 最大1,500W | 最大1,500W |
| ソーラー入力 | 最大1,000W | 最大2,000W(1,000W×2) |
| 走行充電入力 | 最大500W | 最大1,000W |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 47.7×28.9×28.2cm | 47.7×28.9×30.7cm |
| 重量 | 約26kg | 約30.6kg |
| 電源自動切り替え | 10ms | 10ms |
| 電池の種類 | LFP(リン酸鉄リチウムイオン) | LFP(リン酸鉄リチウムイオン) |
| 保証期間 | 5年(3年+製品登録で2年延長) | 5年(3年+製品登録で2年延長) |
| 公式ストア販売価格(税込) | 179,900円 | 240,900円 |
表のとおり、出力・AC入力・切り替え速度・電池・保証は共通です。
3800 Gen4は容量と拡張性、充電入力で上回り、3000 Gen4は価格と重さで有利という関係です。
どちらも2026年10月23日に予約販売が始まり、10月30日に正式発売されます。
DELTA 3000 Gen4がおすすめな人
DELTA 3000 Gen4は、3kWh級の容量があれば十分で、購入費用を抑えたい人に向いています。
EcoFlowはプレスリリースで、2~4人世帯の家庭での日常利用や停電対策を想定したモデルと位置づけています。
- エクストラバッテリーで容量を増やす予定がない
- 公式ストアの販売価格で、3800 Gen4より61,000円安く買いたい
- 約26kgと、少しでも軽いモデルを選びたい
- ソーラー充電は最大1,000Wまでで足りる
容量拡張には対応していないため、購入後に容量を増やす使い方はできません。
DELTA 3800 Gen4がおすすめな人
DELTA 3800 Gen4は、より長く使いたい人や、将来の増設まで考えている人に向いています。
プレスリリースでは、家庭の停電対策に加え、店舗・オフィスのBCP対策や移動販売、屋外作業などの業務用途も想定されています。
- エクストラバッテリーで最大11.8kWhまで容量を増やしたい
- ソーラーパネルを多く並べ、最大2,000Wで充電したい
- 車での走行充電を最大1,000Wで速く行いたい
- 停電時に冷蔵庫などをより長く動かしたい
本体の重さは約30.6kgで、3000 Gen4より約4.6kg重くなります。
容量と稼働時間の違い|3,072Whと3,763Wh、冷蔵庫は最大約58時間と約71時間
容量はDELTA 3800 Gen4が691Wh多く、その分だけ家電を長く動かせます。
EcoFlowの公式試験値では、冷蔵庫の稼働時間は3000 Gen4が最大約58時間、3800 Gen4が最大約71時間です。
どちらも「冷蔵庫稼働時間ブースト」をオンにした場合の数値です。
この機能は本体またはEcoFlowアプリからオンにでき、冷蔵庫への給電を最適化して稼働時間を延ばします。
| 使用例(公式試験値) | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3800 Gen4 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(冷蔵庫稼働時間ブースト使用) | 最大約58時間 | 最大約71時間 |
| 40Wの扇風機 | 最大約65時間 | 最大約80時間 |
| 40W扇風機の比較対象(一般的なポータブル電源) | 3kWhクラスで約35時間 | 4kWhクラスで約42時間 |
冷蔵庫の数値は、654Lの冷蔵庫を庫内が空(無負荷)の状態で試験したものです。
食材を入れた状態や扉の開け閉め、室温によって消費電力は変わるため、実際の稼働時間は短くなる可能性があります。
表の数値は、機種を比べるときの目安として使うのが適切です。
プレスリリースでは、冷蔵庫の稼働時間は同容量帯の業界平均と比べて、3000 Gen4が約20%、3800 Gen4が約42%長いとされています。
容量が多い分、使い切ったあとの充電には少し時間がかかります。
家庭用コンセントでのフル充電時間は、3000 Gen4が約2.3時間、3800 Gen4が約2.8時間です。
待機電力は約3Wで、1年間保管しても最大99%の残量を維持できるとされているため、非常用に置いておく使い方にも向いています。
拡張性の違い|DELTA 3000 Gen4は容量拡張に非対応
DELTA 3000 Gen4は容量拡張に対応していないため、購入後にエクストラバッテリーを追加して容量を増やすことはできません。
将来、在宅避難の備えを厚くしたり、太陽光で貯める電力を増やしたりする可能性があるなら、この点が選択を分けます。
DELTA 3800 Gen4は、対応するエクストラバッテリー(別売)をつなぐことで、容量を5.8kWhから最大11.8kWhまで増やせます。
接続はケーブルでつなぐだけで、施工は必要ないと案内されています。
最初は本体だけで使い始め、必要になったタイミングで容量を足せるのが3800 Gen4の強みです。
| 項目 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3800 Gen4 |
|---|---|---|
| 容量拡張 | 非対応 | 対応(5.8kWh~最大11.8kWh) |
| 接続方法 | - | エクストラバッテリーをケーブルで接続(施工不要) |
| 2台接続する場合 | - | 拡張ハブ(別売)が必要 |
| 公式ストアのセット販売 | なし(ソーラーパネルセットのみ) | DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリーとのセットあり |
エクストラバッテリーを2台つないで最大容量に近づける場合は、エクストラバッテリーとは別に拡張ハブも用意する必要があります。
公式ストアでは、本体とDELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリーのセットが販売されています。
DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリーの容量は2,048Whと販売ページで紹介されており、本体の3,763Whと合わせると約5.8kWhになる計算です。
最大11.8kWhにするためのエクストラバッテリーの組み合わせや、拡張ハブの型番・価格は公式商品ページに明記されていません。
増設まで見据えて購入する場合は、対応機種をEcoFlowに確認してから揃えると確実です。
EcoFlowの既存モデルも含めて検討したい方は、DELTA 3 Ultraシリーズも比較してみましょう。
【2026年最新】EcoFlow DELTA 3 Ultraの違いを徹底比較|Plusとの価格差2万円は価値ある?では、DELTA 3 UltraとUltra Plusのソーラー入力・容量拡張・価格の違いを紹介しています。
購入予算や将来的な使い方に合わせて、比較候補を広げたい方におすすめです。
価格の違い|公式ストアの販売価格差は61,000円
EcoFlow公式ストアの販売価格は、DELTA 3000 Gen4が179,900円、DELTA 3800 Gen4が240,900円で、差は61,000円です(いずれも税込)。
通常価格はそれぞれ308,000円と360,800円で、通常価格どうしの差は52,800円です。
公式ストアでは、本体単体のほかにソーラーパネルやエクストラバッテリーとのセットも用意されています。
| 商品 | 販売価格(税込) | 通常価格(税込) |
|---|---|---|
| DELTA 3000 Gen4 | 179,900円 | 308,000円 |
| DELTA 3000 Gen4+220W軽量両面ソーラーパネル | 217,250円 | 395,000円 |
| DELTA 3000 Gen4+400W軽量両面ソーラーパネル | 236,225円 | 429,500円 |
| DELTA 3800 Gen4 | 240,900円 | 360,800円 |
| DELTA 3800 Gen4+400W軽量両面ソーラーパネル | 313,495円 | 482,300円 |
| DELTA 3800 Gen4+DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリー | 337,123円 | 518,650円 |
容量1Whあたりの価格で比べると、現在の販売価格では3000 Gen4が約58.6円、3800 Gen4が約64.0円で、3000 Gen4の方が割安です。
一方、通常価格で計算すると3000 Gen4が約100.3円、3800 Gen4が約95.9円となり、3800 Gen4の方が割安になります。
販売価格の割引率は3000 Gen4の方が大きいため、今の価格で容量あたりのコストを重視するなら3000 Gen4が有利です。
3800 Gen4とエクストラバッテリーのセットは、合計容量を約5.8kWhとして計算すると1Whあたり約58.0円が目安です。
これらの価格は予約販売中の2026年10月26日時点の公式ストア表示で、販売価格の適用期間は明記されていないため、購入時期によって変わる可能性があります。
充電性能・サイズの違いと共通機能
充電面ではDELTA 3800 Gen4が上回り、サイズと重さではDELTA 3000 Gen4が有利です。
ソーラー入力と走行充電は3800 Gen4が2倍
ソーラー入力は3000 Gen4が最大1,000W、3800 Gen4が最大2,000W(1,000W×2)です。
走行充電の入力も、3000 Gen4の最大500Wに対して3800 Gen4は最大1,000Wと2倍になっています。
| 充電方法 | DELTA 3000 Gen4 | DELTA 3800 Gen4 |
|---|---|---|
| AC(家庭用コンセント) | 最大1,500W(約2.3時間でフル充電) | 最大1,500W(約2.8時間でフル充電) |
| ソーラー | 最大1,000W | 最大2,000W(1,000W×2) |
| 走行充電 | 最大500W | 最大1,000W |
停電が長引いたときにソーラーパネルで多くの電力を補いたい人や、車中泊・移動販売で走行中に充電したい人は、3800 Gen4の入力の大きさが活きます。
家庭用コンセントからの充電は2機種とも最大1,500Wで、EcoFlowアプリから400W~1,500Wの範囲で1W単位で調整できます。
他の家電を使っているときは充電電力を下げるなど、家庭の電力使用状況に合わせた充電が可能です。
重さは約4.6kg差、幅と奥行は同じで高さが2.5cm違う
サイズは幅47.7cm×奥行28.9cmが共通で、高さは3000 Gen4が28.2cm、3800 Gen4が30.7cmです。
設置に必要な床面積は同じなので、置き場所で迷うのは高さと重さの違いです。
重量は3000 Gen4が約26kg、3800 Gen4が約30.6kgで、約4.6kgの差があります。
体積は38.9Lと42.3Lで、それぞれ前モデル(3000 Gen4はDELTA 3 Ultra、3800 Gen4はDELTA Pro)より約52%と約44%小型化されています。
家の中で移動させたい場合は、専用の折り畳み式キャリカート(別売)も用意されています。
停電対策の機能は2機種で共通です。
- 電源自動切替:停電を検知すると0.01秒未満でバッテリー給電へ切り替え
- Storm Guard:悪天候が予測されると事前に充電
- 緊急モード:残量表示が0%になった後もスマートフォンなどへ緊急給電
- TOUモード:アプリに設定した電気料金の安い時間帯に自動で充電
なお、AC出力口数やUSBポートの種類・数は、2026年10月26日時点の公式商品ページとプレスリリースでは公表されていません。
出力・停電対策の機能・保証は同じなので、選び方は「増設するか」「ソーラーや走行充電をどれだけ使うか」「6万円ほどの差と約4.6kgの重さを許容できるか」の3点に絞られます。
増設の予定がなく家庭の停電対策が中心ならDELTA 3000 Gen4、将来の増設や太陽光の活用、業務用途まで考えるならDELTA 3800 Gen4を選ぶと失敗しにくいでしょう。
参考・出典
