Roomba Monster 875(正式名称:Roomba Max 875 Combo)とRoomba Max 775 Comboの公式ストア価格差は5万円です。
この5万円の主な中身は、60℃の温水ミストと大径ローラーモップによる水拭きの強化、絡まった毛をカットするブラシ、カーペットに密着する吸引機構の3点です。
そのため、水拭きの仕上がりやペットの毛・長い髪の絡まり、カーペットの掃除を重視するならMonster、吸引+ローラーモップ水拭き+全自動ステーションという基本性能を予算内で手に入れたいならMax 775 Comboが向いています。
この記事では、両機の違いを比較表で整理したうえで、水拭き・吸引・ナビの差と、実売価格やキャンペーンを含めた価格差の考え方まで解説します。
Roomba Monster 875とMax 775はどっちがおすすめ?水拭きと毛絡み対策を重視するならMonster
MonsterはMax 775 Comboの上位にあたる新しい最上位モデルで、2026年10月21日発売です。
775は2026年7月17日発売で、Monsterの登場までは最上位だったモデルです。
どちらも「吸引+ローラーモップの水拭き+自動ゴミ収集・モップ洗浄乾燥ステーション」という構成は共通しているため、選ぶ基準は「Monsterだけの強化点が自宅で役立つか」です。
Roomba Monster 875がおすすめな人
Monsterが向いているのは、次のような家庭です。
- フローリングの皮脂・油汚れや乾いた汚れまで水拭きで落としたい
- ペットの毛や長い髪が多く、ブラシに絡まった毛を切る手入れを減らしたい
- カーペットやラグが多く、奥のゴミや毛までしっかり吸わせたい
- 壁際や部屋の隅の仕上がりを重視したい
- 寝室や個室用の2台目として、特典のMini Slimも活用できる
Monsterは60℃の温水ミスト「ThermaMist」で汚れを浮かせ、ルンバ史上最大径のローラーモップを毎分300回転させて拭き取ります。
ブラシには内蔵の金属刃で絡まった毛をカットする「Anti-tangle system」を備えます。
レビュー記事では、ブラシの毛切り作業が不要になる点が特に評価されています。
Roomba Max 775 Comboで十分な人
775で十分なのは、次のような人です。
- ロボット掃除機の基本性能(吸引・水拭き・全自動ステーション)がそろっていればよい
- 予算をできるだけ抑えたい
- 家の床がフローリング中心で、日常的な汚れの水拭きができれば十分
- 毛の量が多くなく、ブラシの手入れがそれほど負担ではない
775も、温水スポット水拭き、75℃の温水によるモップ洗浄と50℃の温風乾燥、洗剤の自動投入、最大3か月分の自動ゴミ収集、AIによる障害物回避に対応しています。
一方で、775は価格.comで最安159,800円(2026年10月20日時点)の表示があり、実売ではMonsterとの差がさらに開く可能性があります。
発表会ではアイロボットジャパンの社長自らMonsterを「オーバースペック」と表現したと報じられており、性能差に価値を感じない場合は775を選ぶ方が合理的です。
予算をさらに抑えながら吸引と水拭きの両方に対応したルンバを探している方は、ルンバ Plus 405 Comboと505 Comboの違いを徹底比較|2LDKと戸建て、どっちが向いてる?も参考にしてください。
Plusシリーズの機能や使いやすさを比較しながら、家庭に合ったモデルを検討できます。
Roomba Monster 875とMax 775の違いを比較表でチェック
両機の主な違いは、水拭き機能・ブラシ・センサー・ステーションの温度にあります。
本体はMonsterの方が小さく軽い一方、ステーションは奥行と高さが大きく、充電時間も長いという逆転ポイントもあります。
| 項目 | Monster(Max 875 Combo) | Max 775 Combo |
|---|---|---|
| 公式ストア価格(税込) | 249,800円 | 199,800円 |
| 発売日 | 2026年10月21日 | 2026年7月17日 |
| 吸引力 | Roomba Plus 505比 最大5倍 | Roomba 105 Combo比 最大4倍 |
| カーペット対策 | SealForce(ブラシを密着) | 記載なし |
| 毛絡み対策 | 金属刃で毛をカット | 毛が絡まりにくいブラシ |
| 床の温水水拭き | 60℃温水ミスト(ThermaMist) | 温水スポット水拭き |
| ローラーモップ回転数 | 毎分300回転 | 毎分200回転 |
| モップ洗浄/乾燥 | 80℃温水/55℃温風 | 75℃温水/50℃温風 |
| 自動ゴミ収集 | 最大3か月 | 最大3か月 |
| ナビゲーション | デュアルラインLiDAR+サイドLiDAR | ClearView Pro LiDAR |
| 障害物回避 | コード・靴・ペットの排せつ物 | コード・靴・ペットの排せつ物 |
| 乗り越えられる段差 | 最大3.5cm | 公式記載なし |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 35.6×36.0×9.98cm | 36.6×37.3×10.4cm |
| 本体重量 | 約5.4kg | 約5.8kg |
| ステーションサイズ(幅×奥行×高さ) | 35.0×49.9×47.5cm | 42.5×45.0×43.2cm |
| ステーション重量 | 約8.1kg | 約8.6kg |
| 充電時間 | 約4時間 | 約3時間 |
| Wi-Fi | 2.4GHz帯 | 2.4GHz・5GHz |
表のうち、吸引力の倍率は比べ方に注意が必要です。
Monsterの「5倍」はRoomba Plus 505比、775の「4倍」はRoomba 105 Combo比で比較対象が異なるため、倍率の数字から両機の吸引力の差は判断できません。
日本の公式情報では、吸引力の具体的な数値(Pa)は公表されていません。
稼働時間やダスト容量も公式ストアの仕様に記載がないため、比較表には含めていません。
最大の違いは水拭き性能|Monsterは60℃温水ミストと大径ローラーモップを搭載
両機の差がもっとも大きいのは水拭きで、Monsterは「温水で汚れを浮かせてから、より大きく速いモップで拭き取る」仕組みに強化されています。
こびりついた汚れや皮脂汚れを水拭きで落としたい人ほど、価格差の恩恵を受けやすい部分です。
ThermaMistと毎分300回転のローラーモップで皮脂・油汚れに強い
Monsterは新開発の超音波技術「ThermaMist」で、60℃の温水を霧状に床へ噴射します。
温水ミストで油や皮脂の汚れを浮かせ、そのままローラーモップで拭き取る仕組みです。
ローラーモップ「PowerSpin Max」はルンバ史上最大径で、毎分300回転しながら床に圧力をかけて拭きます。
775のローラーモップ「PowerSpin」は毎分200回転で、頑固な汚れには温水スポット水拭きで対応します。
| 項目 | Monster | 775 |
|---|---|---|
| 温水の使い方 | 60℃の温水ミストを超音波で噴射 | 温水スポット水拭き |
| ローラーモップ | PowerSpin Max(ルンバ史上最大径) | PowerSpin |
| 回転数 | 毎分300回転 | 毎分200回転 |
| 壁際 | 壁際まで拭ける | PerfectEdgeでモップが壁際へ伸びる |
| カーペット上 | ローラーカバーで濡らさない | モップを持ち上げてカバー |
どちらも掃除中にカーペットを検知するとモップを覆うため、ラグがある部屋でも水拭きと吸引を一緒に任せられます。
775との比較では、モップの接地面積が約1.5倍、スクラブ性能が3.75倍と報じられています。
なお、報道では回転数も「775比2.5倍」とされていますが、公式ストアに記載された毎分300回転と200回転の比は1.5倍で一致せず、比較条件は公表されていません。
ステーションの洗浄・乾燥温度もMonsterが高い
AutoWash充電ステーションは、両機ともモップの温水洗浄・温風乾燥、洗剤の自動投入、最大3か月分の自動ゴミ収集に対応しています。
違いは温度で、Monsterは80℃の温水でモップを洗い55℃の温風で乾かすのに対し、775は75℃の温水洗浄と50℃の温風乾燥です。
Monsterのステーションは4Lの給水タンクを備え、紙パックとフィルターに活性炭を使ってニオイを抑えます。
775もカーボン紙パックを採用しているため、ステーションの基本機能は共通で、Monsterは洗浄・乾燥の温度を一段高めたモデルといえます。
なお、自動ゴミ収集の「最大3か月」は環境によって変わり、期間を保証するものではないと注記されています。
吸引・毛絡み・ナビの違い|ペットや長い髪、カーペットが多い家はMonsterが有利
水拭き以外では、毛を切るブラシ、カーペットに密着する吸引、側面のLiDARがMonsterだけの装備です。
ペットの毛や長い髪、カーペットが多い家ほど差を感じやすく、フローリング中心で毛が少ない家では差が小さくなります。
毛をカットするAnti-tangle systemとカーペットに密着するSealForce
Monsterの「Anti-tangle system」は、掃除中にブラシへ絡まったペットの毛や髪を内蔵の金属刃でカットします。
775のブラシは「毛が絡まりにくい」設計ですが、毛をカットする機能の記載はありません。
ブラシに巻き付いた毛をハサミで切る手入れが負担になっている人には、わかりやすい違いです。
カーペットでは、Monsterの「SealForce」がカーペットを検知するとメインブラシを密着させ、奥に入り込んだゴミや毛を吸い上げます。
SealForceをオフにした場合と比べて、約3倍の清掃効果があると紹介されています。
ペットのいる家庭向けには、Monsterに「ペットオーナーあんしん保証」も用意されています。
保証期間内に固形のペットの排せつ物を巻き込んでしまった場合、1回無償で交換を受けられる内容で、アプリ接続や障害物検知をオンにしていることなどが条件です。
サイドLiDARで壁際に強いが、本体以外のサイズや充電時間は要確認
Monsterはデュアルライン構成の「ClearView Pro Dual-Line LiDAR」に加え、側面の障害物や壁を認識するサイドLiDARを搭載し、壁際や部屋の隅まで掃除しやすくなっています。
775は「ClearView Pro LiDAR」で3Dマップを作成し、最大5つのマップを保存できます。
カメラとAIでコード・靴・ペットの固形の排せつ物を避ける「PrecisionVision AI」は両機に共通で、どちらも専用アプリが必要で、回避精度は環境によって変わります。
段差はMonsterが最大3.5cmまで乗り越えられ、和室の敷居なども越えやすくなっています。
775の対応段差は公式ストアに記載がないため、敷居の高い家ではMonsterの方が判断しやすいです。
本体はMonsterの方が高さ9.98cmと低く、約5.4kgと軽量です。
一方でMonsterのステーションは奥行49.9cm・高さ47.5cmと775より奥行が4.9cm、高さが4.3cm大きいため、設置場所の奥行と高さは購入前に確認が必要です。
幅は35.0cmと775より7.5cm狭いので、横幅に余裕がない場所には置きやすくなっています。
そのほか、充電時間はMonsterが約4時間で775の約3時間より長く、Wi-FiはMonsterが2.4GHz帯のみの記載、775が2.4GHzと5GHzに対応しています。
価格差5万円の価値はある?実売価格とMini Slim特典で判断
公式ストア価格の差は5万円ですが、775の実売価格とMonsterの購入特典を含めると、実際の差は買い方によって変わります。
価格差を判断するときは、次の3つの数字を押さえておくと比べやすくなります。
| 比べ方 | Monster | 775 | 差の目安 |
|---|---|---|---|
| 公式ストア価格(税込) | 249,800円 | 199,800円 | 50,000円 |
| 価格.com最安(2026年10月20日時点) | 発売前のため未確認 | 159,800円 | 公式価格同士より大きくなる可能性 |
| 特典 | Mini Slim(39,800円相当)プレゼント | 記載なし | Mini Slimを使うなら実質の差は縮まる |
775は価格.comで最安159,800円の表示があり、Monsterを公式価格の249,800円で買う場合と比べると差は約9万円になります。
一方、Monsterには発売記念として、Roomba Mini Slim+SlimCharge充電スタンド(公式オンラインストア価格39,800円)が付きます。
寝室や個室用に小型のルンバも欲しかった人なら、公式価格同士の差5万円のうち約4万円分を特典で取り戻せる計算です。
なお、キャンペーン期間は公式ストアのバナーでは「11/2(月)まで」、報道では「公式オンラインストアは12月25日まで、認定販売店は12月31日まで」と食い違っているため、購入時に公式サイトで確認してください。
Monsterは月額11,980円のレンタルプラン「ロボットスマートプラン+」も用意されており、最長24か月の利用後に譲渡されます。
いずれも、ルンバ プレミアム特典の対象店や公式オンラインストアで購入して登録すると、メーカー保証が3年間に延長されます。
まとめると、温水ミストによる水拭き、毛のカット、カーペットへの密着吸引が自宅の悩みに直結するなら、Monsterに5万円を払う価値はあります。
反対に、吸引・水拭き・全自動ステーションの基本性能があれば十分で、実売価格の安さを重視するなら、775の方が満足度の高い選択になりやすいです。
参考・出典

