ビストロの達人プラスとミニマルの違いは?こんろとして使えるかが最大の差

ビストロの達人プラスとミニマルの違いは?こんろとして使えるかが最大の差 家電

イワタニの「ビストロの達人プラス」と「ミニマル」は、どちらもカセットガスで使える卓上調理器です。

大きな違いは、ビストロの達人プラスはプレートを外してカセットこんろとしても使えるのに対し、ミニマルは専用プレートでしか使えない点です。

さらに、火力はビストロの達人プラスが2.3kW、ミニマルが1.28kWで、本体サイズや重さもミニマルの方がひと回りコンパクトです。

この記事では、両機種のスペックの違い、できる料理と使い方、火力・連続燃焼時間・安全装置の差を比較し、どちらを選べばよいかを解説します。

ビストロの達人プラスとミニマルの違いは「こんろとして使えるか」と「火力・サイズ」

ビストロの達人プラス(CB-BST-PLS)は、丸型の深型プレートが付いた「グリルパン付きカセットこんろ」です。

専用プレートを載せればグリル鍋・ホットプレートとして、外せば手持ちの鍋を使うカセットこんろとして使えます。

一方のミニマル(CB-JHP-1)は、角型の専用プレートで使う「カセットガスホットプレート」です。

主なスペックの違いは次のとおりです。

項目 ビストロの達人プラス ミニマル
型番 CB-BST-PLS CB-JHP-1
製品の種類 グリルパン付きカセットこんろ カセットガスホットプレート
こんろとしての使用 できる(プレートを外して使用) できない
本体サイズ(幅×奥行×高さ) 387×318×202mm 302×282×193mm
本体重量(ボンベ含まず) 約3.5kg 約2.8kg
最大発熱量 2.3kW(2,000kcal/h) 1.28kW(1,100kcal/h相当)
連続燃焼時間 約107分 約175分
プレート 丸型・底面直径26cm・深さ5.3cm 角型・内寸212×212×23mm
ふた ガラスぶた(蒸気口付き) プレートカバー(ガラス窓付き)
安全装置 圧力感知安全装置、立ち消え安全装置、容器装着安全装置 圧力感知安全装置、容器装着安全装置
カラー ホワイト、シルバー、ブラウン、さくらピンク ブルーグレー
メーカー価格 希望小売価格22,000円(税込) オープン価格(発売時の店頭予想価格10,978円)
実売価格の目安(価格.com最安) 約7,600~8,100円 約5,200円
発売 公式記載なし(2024年ごろとみられる) 2022年4月1日

実売価格は2026年10月6日時点の価格.comの最安値で、時期やショップによって大きく変わります。

表のとおり、ビストロの達人プラスは「火力と用途の広さ」、ミニマルは「軽さとコンパクトさ」が持ち味です。

共通点として、どちらもイワタニカセットガス専用で、ボンベはマグネット式で着脱します。

プレートはどちらもフッ素樹脂加工で、テント内や車内では使用できません。

なお、名前が似た「ミニマルS(CB-MMS-1)」は、専用プレートのない一般的なカセットこんろで、ホットプレートのミニマル(CB-JHP-1)とは別の製品です。

できる料理と使い方の違い

ビストロの達人プラスは「焼く・煮る・蒸す・炊く」に加えてこんろとしても使える万能型、ミニマルは専用プレートでの焼き物・蒸し焼きに絞ったシンプルな作りです。

ビストロの達人プラス:グリル鍋・ホットプレート・カセットこんろの3通り

ビストロの達人プラスは、「焼く」「煮る」「蒸す」「炊く」「鍋もの」「無水調理」に対応しています。

専用プレートは深さ5.3cmの深型で、従来品のビストロの達人III(CB-BST-3)と比べて容量が157%にアップしています。

深型プレートのおかげで、焼き物だけでなく鍋物やスープ、炊飯まで1台でこなせるのが強みです。

使い方は、料理に応じて次の3通りを選べます。

使い方 セット 主な料理
ホットプレートとして 専用プレートだけ 焼肉、焼きそば、お好み焼き、チヂミなど
グリル鍋として 専用プレート+ガラスぶた すき焼き、土手鍋、煮込みうどん、餃子、シュウマイ、ご飯、パエリアなど
カセットこんろとして プレートを外す 手持ちの鍋(土鍋9号まで)や別売プレートで調理

ガラスぶたの蒸気口をふさぎ、水洗いした野菜を弱火で加熱すれば無水調理もできます。

本体にごとくが付いているため、プレートを外せば普通のカセットこんろとして使えます。

使える鍋の目安は土鍋9号までで、小さい鍋の場合は鍋底が16cm以上、食品を含む総重量は5kg以下が条件です。

こんろとして使うときは、別売のたこ焼プレート(CB-A-TKP)、網焼プレート(CB-A-AMP)、焼肉プレート(S)(CB-A-YPS)・(L)(CB-A-YPL)も使えます。

ミニマル:専用プレート+プレートカバーで焼く・蒸し焼き

ミニマルは、一辺21.2cmの角型プレートで焼き物や蒸し焼きを楽しむホットプレートです。

メニューに応じて、専用プレートだけで使うか、プレートカバーを組み合わせて使います。

使い方 セット 主な料理
鉄板焼きメニュー 専用プレートだけ 焼肉、焼きそば、お好み焼きなど
蒸し焼きメニュー 専用プレート+プレートカバー 魚1尾丸ごとの蒸し焼き、厚みのある肉のロースト、餃子、野菜の無水調理など

プレートカバーは深型で、厚み約5cmまでの食材を調理できます。

プレートからふたまでの高さが5.6cmあり、とうもろこしやステーキなど厚みのある食材も調理しやすいと紹介されています。

公式サイトでは、ガレットやフレンチトースト、レモンクリームペンネ、カオマンガイ、プデチゲ風ラーメンなどのレシピも紹介されています。

使用レポートでは、炊飯やインスタントラーメン、パエリアも作れたという報告があります。

ただし、ミニマルは専用プレートを外しての使用ができず、専用プレートやしる受けを外して鍋・やかんなど他の調理器具を載せて使うことは禁止されています。

手持ちの鍋で料理したい場合や、別売プレートで楽しみ方を広げたい場合は、ビストロの達人プラスを選ぶ必要があります。

火力・連続燃焼時間・安全装置の違い

火力はビストロの達人プラスがミニマルの約1.8倍で、連続燃焼時間は火力が控えめなミニマルの方が長くなっています。

安全装置では、ビストロの達人プラスだけが「立ち消え安全装置」を搭載している点が違いです。

項目 ビストロの達人プラス ミニマル
最大発熱量 2.3kW(2,000kcal/h) 1.28kW(1,100kcal/h相当)
ガス消費量 約169g/h 92.9g/h
連続燃焼時間 約107分 約175分
立ち消え安全装置 あり 取扱説明書に記載なし
圧力感知安全装置 あり あり
容器装着安全装置 あり あり

ビストロの達人プラスは最大2.3kWの火力があり、深型プレートでの鍋物や炊飯、こんろとして使う場合にも余裕があります。

ミニマルの最大発熱量は1.28kWで、使用レポートでは「火力はあまり強くない」と評価されています。

そのぶんガス消費量が少なく、ボンベ1本あたりの連続燃焼時間は約175分と、ビストロの達人プラスの約107分より長く使えます。

どちらの連続燃焼時間も、気温20~25℃で最大火力のまま新品のボンベ1本を使い切ったときの実測値です。

また、ビストロの達人プラスには、バーナーの熱をボンベに伝えてガスの気化を促す「ヒートパネル」が付いています。

ボンベは燃焼中に温度が下がって火力が弱まりやすいため、それを防ぐための仕組みです。

ビストロの達人プラスの立ち消え安全装置は、風や吹きこぼれなどで火が消えたときに自動でガスの供給を止める機能です。

鍋物や煮込み料理では吹きこぼれが起こりやすいため、汁物をよく作る人には安心材料になります。

ミニマルの取扱説明書に記載されている安全装置は、圧力感知安全装置(容器離脱型)と容器装着安全装置の2つです。

圧力感知安全装置は両機種とも搭載しており、ボンベ内の圧力(温度)が異常に高まると、自動的にボンベを離脱させて炎を消します。

ミニマルの取扱説明書では、強い風のところでは使用しないことや、炎を小さくしすぎると風で消えやすくなることへの注意が書かれています。

屋外で使う場合は、風の影響を受けにくい場所を選ぶことが大切です。

ビストロの達人プラスとミニマルはどっちがおすすめ?

鍋物や炊飯まで1台で幅広くこなしたいならビストロの達人プラス、1~2人での焼き物中心の卓上調理を手軽に楽しみたいならミニマルがおすすめです。

こんな人に おすすめ
すき焼きや鍋物、スープ、炊飯もしたい ビストロの達人プラス
家族や大人数で鍋を囲みたい ビストロの達人プラス
手持ちの土鍋や別売のたこ焼・焼肉プレートも使いたい ビストロの達人プラス
吹きこぼれ時の立ち消え安全装置がほしい ビストロの達人プラス
1~2人で焼き物や蒸し焼きを楽しみたい ミニマル
ピクニックやソロキャンプに持ち出したい ミニマル
軽さ・コンパクトさと価格の安さを重視したい ミニマル

ビストロの達人プラスは、公式に「大人数のお鍋にも対応」とされている深型プレートが魅力です。

プレートを外せばカセットこんろとしても使えるため、卓上調理器とカセットこんろを1台にまとめたい人にも向いています。

ミニマルは、一辺21.2cmのプレートで1~2人使いにぴったりと紹介されている、約2.8kgのコンパクトなモデルです。

公式サイトでも「一人で気ままに」「気軽に持ち運び」「キャンプのお供に」といったシーンが提案されています。

価格面では、ビストロの達人プラスのメーカー希望小売価格は22,000円(税込)で、公式オンラインショップでも同額で販売されています。

価格.comの最安値(2026年10月6日時点)では、ビストロの達人プラスが約7,600~8,100円、ミニマルが約5,200円で、差は3,000円弱です。

実売価格は時期やショップによって大きく変わるため、購入時に最新の価格を確認してください。

なお、ミニマルは公式オンラインショップの商品ページが表示されない状態のため、購入前に取り扱い店舗の在庫や販売状況を確認する必要があります。

迷ったときは、「手持ちの鍋を使うこんろとしても使いたいか」で選ぶのが分かりやすい基準です。

こんろ兼用で鍋物や炊飯までこなしたいならビストロの達人プラス、専用プレートでの焼き物・蒸し焼きが中心ならミニマルで十分です。

火力と安全装置を重視するならビストロの達人プラス、軽さと連続燃焼時間の長さを重視するならミニマルを選ぶと、使い方に合った1台になります。

参考・出典

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