東芝の温水洗浄便座「SCS-T175」と「SCS-T160」は、どちらも人気の貯湯式モデルです。
見た目や操作方法は似ていますが、実は「洗浄水量」「省エネ性能」「低温対応」にしっかりとした違いがあります。
この記事では、両モデルの違いをわかりやすく比較し、あなたにぴったりの選び方を解説します。
「電気代を抑えたい」「寒い地域でも快適に使いたい」など、目的に合わせて選ぶポイントを明確に紹介。
さらに、共通の便利機能や交換パーツ情報も掲載しているので、購入前のチェックにも最適です。
この記事を読めば、SCS-T175とSCS-T160の違いが一目でわかり、自分に合ったモデルを安心して選べます。
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SCS-T175とSCS-T160の基本スペックを比較
まずは、東芝の温水洗浄便座「SCS-T175」と「SCS-T160」がどのような製品なのかを整理しておきましょう。
どちらも「貯湯式」と呼ばれる方式を採用しており、内部タンクで温水を作り、いつでも温かいお湯で洗浄できるのが特徴です。
操作部は便座の横に付いた袖パネルタイプで、直感的に操作できます。
発売時期と価格帯の違い
SCS-T175は2014年発売、SCS-T160は2010年発売のモデルです。
年式の違いにより、細かな省エネ性能や制御技術に差があります。
最新モデルのSCS-T175の方が、消費電力を抑えながら安定した温水供給ができるよう改良されています。
価格帯はどちらも3万円前後ですが、発売年が新しいSCS-T175の方がやや高めに設定されている傾向です。
| 項目 | SCS-T175 | SCS-T160 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2014年10月1日 | 2010年4月26日 |
| 参考価格 | 約28,000〜30,000円 | 約27,000〜29,000円 |
| 温水方式 | 貯湯式 | 貯湯式 |
| 操作方法 | 袖パネル式 | 袖パネル式 |
共通する特徴と機能
2機種とも、使いやすさと清潔さを両立した機能が充実しています。
ノズルが前後に動いて広範囲を洗う「ムーブ洗浄」、着座と同時に自動で脱臭が始まる「オート脱臭」、さらに「おしり用」と「ビデ用」に分かれた2本ノズルなどが代表的です。
どちらのノズルも抗菌仕様となっており、衛生面でも安心です。
| 共通機能 | 内容 |
|---|---|
| ムーブ洗浄 | ノズルが前後に動き、広範囲をやさしく洗浄 |
| オート脱臭 | 着座で自動運転、立ち上がりで停止 |
| おしり・ビデノズル | 用途別に2本搭載、7段階の位置調整 |
| 抗菌仕様 | 便座・ノズルとも抗菌樹脂を使用 |
つまり、SCS-T175とSCS-T160は基本構造は共通しつつも、性能面に細かな進化が加えられた関係にあります。
SCS-T175とSCS-T160の3つの違い
ここからは、2つのモデルの「違い」に注目して比較していきます。
両者の差は大きく3つ、「洗浄水量」「省エネ性能」「低温環境対応」の3点です。
それぞれが日常の快適さや電気代、寒冷地での使いやすさに関係します。
違い① 洗浄水量と洗浄感
SCS-T175はおしり・ビデともに約0.60〜0.80L/分、SCS-T160はおしり 約0.40〜0.60L/分・ビデ 約0.40〜0.65L/分です。
水勢を強めにしたときの洗浄感に差が出る部分で、SCS-T175の方がよりしっかり洗える設計です。
「しっかり流したい派」にはT175、「やさしく洗いたい派」にはT160が向いています。
| 項目 | SCS-T175 | SCS-T160 |
|---|---|---|
| 洗浄水量 | 約0.60〜0.80L/分 | 約0.40〜0.60L/分 |
| ノズル調整 | 7段階 | 7段階 |
| 水勢段階 | 4段階 | 4段階 |
違い② 省エネ性能と電気代の差
省エネ性能も見逃せないポイントです。
SCS-T175は年間消費電力量135kWhで、省エネ基準達成率135%。
一方のSCS-T160は152kWh・達成率120%で、やや多めの電力を消費します。
SCS-T175は節電タイマーを5〜9時間で設定できるため、夜間や外出時に合わせて電気代を抑えやすくなっています。
| 項目 | SCS-T175 | SCS-T160 |
|---|---|---|
| 年間消費電力量 | 135kWh/年 | 152kWh/年 |
| 省エネ基準達成率 | 135% | 120% |
| タイマー節電 | 5〜9時間 | 4〜8時間 |
電気代を抑えたい方は、消費電力量の少ないSCS-T175を選ぶのがおすすめです。
違い③ 低温環境での使いやすさ
寒冷地で使用する場合は、給水温度の下限が重要です。
SCS-T160は0℃の給水温度にも対応しており、冬場に水道水が冷たくなる地域でも安心して使えます。
一方、SCS-T175は5℃以上での使用が前提ですが、その分エネルギー効率が高く、省エネ性能を優先した設計です。
| 項目 | SCS-T175 | SCS-T160 |
|---|---|---|
| 給水温度範囲 | 5〜35℃ | 0〜35℃ |
| 便座最高温度 | 約39℃ | 約40℃ |
寒冷地や水温が低くなりやすい環境では、SCS-T160の方が安心です。
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どっちを選ぶべき?おすすめモデルの選び方
ここまでで、SCS-T175とSCS-T160の主な違いを確認してきました。
次は、それぞれのモデルがどんな人に向いているのか、具体的に見ていきましょう。
ライフスタイルや住環境によって、最適な選択は変わります。
SCS-T175がおすすめな人
SCS-T175は洗浄力と省エネ性能を両立したモデルです。
強めの水勢でしっかり洗いたい人、または電気代をできるだけ抑えたい人に向いています。
最新モデルとして細かな改良が施されており、タイマー節電の幅が広いのも魅力です。
| おすすめポイント | 理由 |
|---|---|
| 洗浄水量が多い | 最大0.8L/分で、しっかりとした洗浄感を実現 |
| 省エネ性能が高い | 年間消費電力量135kWhで電気代を節約 |
| タイマー設定が柔軟 | 5〜9時間の幅広い節電スケジュールに対応 |
電気代を気にせず快適な洗浄を楽しみたい方は、SCS-T175を選ぶと満足度が高いでしょう。
SCS-T160がおすすめな人
SCS-T160は寒冷地や低温環境での使用に強いモデルです。
給水温度が0℃から対応しているため、冬場でも安定して温水洗浄を使いたい人に最適です。
また、水勢がやさしめなので、ソフトな洗い心地を好む人にも向いています。
| おすすめポイント | 理由 |
|---|---|
| 低温環境に対応 | 給水温度0℃から使用可能で寒冷地に強い |
| やさしい洗浄感 | おしり洗浄が0.40〜0.60L/分で肌あたりが穏やか |
| コストを抑えたい | 旧モデルのため、販売価格が安定している |
寒い地域に住んでいる方や、穏やかな洗浄を求める方にはSCS-T160がぴったりです。
共通の便利機能まとめ
SCS-T175とSCS-T160には、毎日の快適さを支える便利な機能が多数搭載されています。
ここでは、代表的な4つの共通機能をピックアップして紹介します。
使い勝手や衛生面を重視する人にとって、どちらのモデルを選んでも満足度の高い仕様です。
オート脱臭とムーブ洗浄の仕組み
オート脱臭は、座ると自動で脱臭ファンが作動し、立ち上がって約1分後に自動停止します。
操作しなくても働いてくれるので、臭い対策を無意識にできるのがポイントです。
またムーブ洗浄は、ノズルが前後に動いて広範囲をやさしく洗浄する仕組みです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| オート脱臭 | 赤外線センサーで着座を検知して自動運転 |
| ムーブ洗浄 | ノズルが前後にスライドし、当たりを分散 |
| 停止タイミング | 立ち上がりから約1分後に自動停止 |
脱臭と洗浄の自動制御で、毎日清潔かつ快適なトイレ時間をサポートします。
おしり・ビデの2本ノズルと抗菌仕様
東芝のSCSシリーズは、おしり用とビデ用でノズルが独立しています。
用途に応じた最適な角度と位置で洗浄できるため、衛生的で効率的です。
また、ノズルと便座には抗菌剤が練り込まれた樹脂が使用され、菌の繁殖を抑える効果があります。
| 仕様 | 詳細 |
|---|---|
| ノズル数 | おしり・ビデの2本 |
| 位置調整 | 7段階で調整可能 |
| 抗菌仕様 | 便座・ノズル樹脂に抗菌剤を配合 |
「清潔」と「快適」を両立したい人にとって、どちらのモデルも十分な性能を備えています。
別売品・交換パーツ情報
SCS-T175とSCS-T160は、長く快適に使うために別売の交換パーツが用意されています。
特に「脱臭フィルター」は、におい対策に関わる重要なパーツです。
使用頻度に応じて定期的に交換することで、脱臭性能を維持できます。
脱臭フィルターの交換目安と購入方法
両モデルに共通して使える脱臭フィルターは「02030115」という型番です。
おおよその交換目安は約5年で、においが気になったり破損した場合は早めの交換が推奨されます。
交換は工具不要で、背面のカバーを外して差し替えるだけと簡単です。
| パーツ名 | 型番 | 交換目安 |
|---|---|---|
| 脱臭フィルター | 02030115 | 約5年 |
| 互換モデル | SCS-T160 / SCS-T175 共通 | — |
購入はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで可能です。
純正品を選ぶことで、フィルターのフィット感や脱臭効果を長く保てます。
定期交換を怠らないことで、長く清潔で快適な使用環境を維持できます。
まとめ:SCS-T175とSCS-T160、あなたに最適なのはどっち?
最後に、ここまで紹介した内容を整理してまとめましょう。
2機種の違いは「洗浄力」「省エネ性能」「低温対応」の3つでした。
どちらも東芝らしい安定感のある品質で、共通機能も充実しています。
| 比較ポイント | SCS-T175 | SCS-T160 |
|---|---|---|
| 洗浄力 | 強め(0.60〜0.80L/分) | やや控えめ(0.40〜0.65L/分) |
| 省エネ性能 | 高い(135kWh・達成率135%) | 標準(152kWh・達成率120%) |
| 低温環境 | 給水5℃から対応 | 給水0℃まで対応 |
| 便座温度 | 最高約39℃ | 最高約40℃ |
SCS-T175は最新の省エネ制御としっかりした洗浄感が魅力。
SCS-T160は寒冷地や低温環境でも安定して使える堅実なモデルです。
- 電気代を抑えたい・しっかり洗いたい → SCS-T175
- 寒冷地で使いたい・やさしい洗浄を好む → SCS-T160
どちらもオート脱臭や抗菌ノズルなど、毎日使う上でうれしい機能がそろっています。
家庭の環境や好みに合わせて選べば、長く満足できるトイレ時間を実現できます。
結論として、省エネ重視ならSCS-T175、寒冷地対応を重視するならSCS-T160が最適です。
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