水月雨(MOONDROP)の新作イヤホン「蘭II-LAN2」は、REF(リファレンス)とPOP(ポピュラー)の2つのチューニングを同時に展開する、異例のコンセプトモデルです。
価格は1万円以下ながら、0.05mmガラスドーム複合振動板や4.4mmバランスケーブル付属など、上位機顔負けの仕様を誇ります。
この記事では、音質・装着感・デザイン・コスパまで徹底的にレビューし、REFとPOPの違いを明確に比較。
「クラシックを正確に再現したい人」も「J-POPを気持ちよく聴きたい人」も、どちらのモデルを選ぶべきかがこの記事でわかります。
これから蘭II-LAN2の購入を検討している方、初めての本格イヤホンを探している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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水月雨 蘭II-LAN2とは?REFとPOPの2モデルを徹底解説
ここでは、水月雨(MOONDROP)の新作イヤホン「蘭II-LAN2」がどんなモデルなのかを整理します。
REFとPOPという2種類のチューニングモデルの違いも、ざっくりと理解できるように解説します。
MOONDROPとはどんなブランド?
水月雨(MOONDROP)は、中国・深セン発の人気オーディオブランドです。
科学的な音響設計と、アートのように美しいデザインで、世界中のイヤホンファンから支持を集めています。
特に「Aria」や「Blessing」シリーズなど、上位モデルで培われた技術を、エントリー機にも惜しみなく投入する姿勢が特徴です。
| ブランド名 | 水月雨(MOONDROP) |
|---|---|
| 本拠地 | 中国・深セン |
| 代表的モデル | Aria, KATO, Blessing3, CHU II |
| 特徴 | 科学的チューニング × 美しいデザイン |
蘭II-LAN2の基本スペックと特徴
「蘭II-LAN2」は、前作「蘭-LAN」の後継モデルとして登場した、有線イヤホンです。
最大の特徴は、同一ハードウェアで2つの音の性格を楽しめる点。
つまり、REF(リファレンス)とPOP(ポピュラー)の2種類のチューニングが存在し、どちらも一線級の完成度を誇ります。
| モデル名 | 蘭 II REF / 蘭 II POP |
|---|---|
| ドライバー | 10mmガラスドーム複合振動板ダイナミックドライバー |
| 筐体素材 | MIM製ステンレススチール |
| ケーブル端子 | 0.78mm 2Pin、4.4mmバランス仕様 |
| 価格帯 | 約9,500円(税込) |
この価格で4.4mmバランスケーブル付属というのは異例で、コスパの高さは業界随一です。
REFとPOPの違いをひとことで言うと?
REFは「分析的・原音忠実」、POPは「リスニング向け・音楽的」です。
つまり、音楽を“観察して聴く”か“楽しんで聴く”かで選び方が変わります。
| モデル | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 蘭 II REF | フラットで正確。空間の再現力が高い。 | クラシック、ジャズ、音楽制作 |
| 蘭 II POP | 中低域が豊かでボーカルが前に出る。 | J-POP、ロック、R&B |
どちらも同じドライバー・筐体ながら、音の世界観はまるで別物。
この二面性こそが「蘭II-LAN2」の最大の魅力です。
蘭II-LAN2の音質レビュー【REF vs POP】
この章では、実際の音の印象をREFとPOPで比較しながらレビューしていきます。
「どちらを選べばいいのか?」が明確にわかるように、低音・中音・高音の傾向を中心に見ていきましょう。
低音・中音・高音それぞれの傾向
両モデルともワイドレンジで、解像度の高さが際立っています。
ただし、音のキャラクターは大きく異なります。
| 帯域 | REF | POP |
|---|---|---|
| 低音 | タイトで制動感が強い。沈み込みは深く正確。 | 量感が豊かでウォーム。ノリが良く聴きやすい。 |
| 中音 | ナチュラルで色付けが少ない。 | ボーカルが前に出て艶やか。 |
| 高音 | クリアで鋭い。楽器の質感がリアル。 | 刺激を抑えて丸みがあり、聴き疲れしにくい。 |
REFは正確さ、POPは心地よさを追求した音作り。
音場・定位・解像度の比較
REFは「精密な箱庭」、POPは「包み込むような空間感」といえます。
REFでは、オーケストラの位置関係が明瞭で、分析的なリスニングに最適です。
POPはやや広めの音場で、ライブのような一体感を味わえます。
| 項目 | REF | POP |
|---|---|---|
| 音場の広さ | 中〜狭め(近接型) | やや広め(包み込むタイプ) |
| 定位の正確さ | 非常に高い | 自然で滑らか |
| 分離感 | 明瞭・分析的 | 柔らかく一体感がある |
どんな音楽ジャンルに向いている?
REFはクラシックやジャズなど、音の構造を重視するジャンルにぴったりです。
POPはJ-POPやアニソン、R&Bのようにボーカル主体の楽曲で真価を発揮します。
| モデル | おすすめジャンル | 理由 |
|---|---|---|
| 蘭 II REF | クラシック、ジャズ、OST | 空間再現性と定位の精度が高い。 |
| 蘭 II POP | J-POP、ロック、アニソン | 中低域が豊かで、ボーカルの表現が上手い。 |
迷ったら、聴くジャンルで選ぶのが正解です。
分析的に音楽を楽しみたいならREF、感情的に浸りたいならPOPがベストです。
2つで1つの完成形。それが蘭II-LAN2というイヤホンの存在意義です。
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デザイン・装着感・使い勝手の印象
イヤホンは音だけでなく、毎日触れるアイテムとしての“モノとしての魅力”も大切です。
ここでは、蘭II-LAN2のデザイン性や装着感、実際の使い勝手を詳しく見ていきましょう。
筐体・ケーブルの質感と高級感
蘭II-LAN2の筐体は、MIM(金属粉末射出成形)製法で作られたステンレススチール製です。
この製法は、医療器具や精密機械にも使われるほど高精度なもので、音響的な安定性と耐久性を両立します。
手に取ると、ひんやりとした金属の質感と、滑らかな仕上げがすぐにわかります。
| 素材 | MIM製ステンレススチール |
|---|---|
| 質感 | 重厚感があり高級。安っぽさは皆無。 |
| カラー | シルバー系(鏡面仕上げ) |
| デザイン | シンプルで機能美を感じる造形 |
約9,500円という価格をまったく感じさせない高級感があり、所有欲をしっかりと満たしてくれます。
付属ケーブルも高純度OFC(無酸素銅)で、4.4mmバランス仕様という太っ腹な構成。
この価格帯で標準バランス対応はまさに異例です。
装着感・重さ・長時間リスニングの快適性
ステンレス製ということで、プラスチック製イヤホンよりも多少の重みがあります。
しかし、筐体サイズが小ぶりに設計されているため、耳へのフィット感は良好です。
私自身、2時間ほどのリスニングでも耳の痛みは感じませんでした。
| 装着タイプ | 耳掛け式(カナル型) |
|---|---|
| 重量感 | やや重めだが安定感あり |
| 装着感 | フィットしやすく、長時間でも疲れにくい |
| 遮音性 | 金属筐体ながら良好な遮音性 |
冬場は金属が冷たいという小さな弱点はありますが、これは構造上やむを得ない部分です。
ケーブルの取り回しも良く、タッチノイズもほとんど感じません。
日常的に使うイヤホンとしても快適で、通勤・通学にも十分対応できます。
蘭II-LAN2のメリット・デメリット
どんなに優れた製品にも、良い面と気になる面があります。
ここでは、実際に使って感じたメリットとデメリットを整理します。
価格からは想像できない強み
まずは、蘭II-LAN2の魅力的なポイントを見てみましょう。
特にこの価格帯では珍しい特徴が多数詰め込まれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 音質 | 0.05mmガラスドーム振動板による高解像度で透明感のあるサウンド。 |
| チューニング | REFとPOPの2種類から好みに合わせて選べる。 |
| 付属ケーブル | 標準で4.4mmバランス対応+3.5mm変換ケーブル付き。 |
| デザイン | 金属筐体で高級感抜群。長く愛用できる質感。 |
| コスパ | 価格以上の音質・構成。入門機にもサブ機にも最適。 |
「1万円以下でこの完成度」は、まさに価格破壊レベルです。
注意したい点・弱点は?
もちろん、完璧というわけではありません。
以下のような点は、ユーザーによって好みが分かれる部分です。
| 項目 | 注意点 |
|---|---|
| 音場 | やや近接型。広大な空間表現を求める人には物足りないかも。 |
| 高域 | REFは高域が明るく、音源によっては刺激的に感じる可能性。 |
| 重量 | ステンレス筐体ゆえに軽量イヤホンに比べると重い。 |
| 音源依存性 | 高解像度なぶん、圧縮音源では粗が目立つことがある。 |
とはいえ、これらの弱点は「高精度なイヤホン」である証でもあります。
音のリアリティと引き換えに、録音の粗も隠さない誠実さ。
それこそが蘭II-LAN2のキャラクターです。
長く使うほど、その“正直さ”が信頼に変わるイヤホンだと感じます。
どんな人におすすめ?REFとPOPの選び方
蘭II-LAN2は、ひとつの筐体で2種類の性格を持つ珍しいイヤホンです。
ここでは、どちらのモデルがどんなユーザーに合うのかをわかりやすく整理します。
REFが向いているリスナーの特徴
REF(リファレンス)は「原音に忠実」「分析的」「正確」という言葉がぴったりのモデルです。
録音された音をありのままに聴きたい人、音場や定位の再現を重視する人に最適です。
| おすすめする人 | 理由 |
|---|---|
| クラシック・ジャズ愛好家 | 楽器の配置や空気感を正確に再現できる。 |
| 音楽制作・ミックス確認用途 | 色付けが少なく、音源のバランスを把握しやすい。 |
| 高解像度・正確な定位を求める人 | シングルDDとは思えないほどの分離感と精度。 |
REFは「音の真実」を知りたい人にこそ響くイヤホンです。
一方で、POPとは違い“冷静でストイック”な性格のため、カジュアルな聴き方にはやや硬派に感じるかもしれません。
POPが向いているリスナーの特徴
POP(ポピュラー)は「音楽を楽しく」「心地よく」聴くためのモデルです。
低音に厚みがあり、ボーカルが前に出るため、エモーショナルな楽曲と相性抜群です。
| おすすめする人 | 理由 |
|---|---|
| J-POP・ロック・アニソン中心のリスナー | ボーカルの存在感が強く、ノリが良い。 |
| ウォームな音色が好きな人 | 中低域が豊かで聴き疲れしにくい。 |
| 初めての高音質イヤホンを探している人 | リスニング向けチューニングで、音の変化を楽しめる。 |
POPは「聴いていて気持ちいい音」を追求するタイプのイヤホンです。
分析よりも音楽の熱量や感情を重視したい人には、間違いなくPOPがハマります。
迷ったらどちらを選ぶべき?
迷う方も多いと思いますが、実は選び方はシンプルです。
| あなたのタイプ | おすすめモデル |
|---|---|
| 音楽を分析して聴きたい/クラシックが好き | 蘭II-LAN2 REF |
| 音楽を感覚で楽しみたい/J-POPやロック中心 | 蘭II-LAN2 POP |
| どちらも気になる/幅広く聴く | 両方そろえて聴き比べもおすすめ |
REFは冷静な観察者、POPは情熱的な演奏者。
どちらを選んでも失敗はなく、むしろ好みに合わせて使い分けるのが理想です。
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競合モデルとの比較とコスパ評価
蘭II-LAN2は1万円以下のイヤホン市場で異例の存在感を放っています。
ここでは、同価格帯の人気モデルと比較しながら、そのコストパフォーマンスを検証します。
Shure SE215やKZ AS06との違い
まずは、定番モデルや多ドライバー機との比較から見ていきましょう。
| モデル | 特徴 | 蘭II-LAN2との違い |
|---|---|---|
| Shure SE215 | 低音重視・ウォームな音。遮音性が高い。 | 蘭II-LAN2の方が解像度・高域の伸び・レンジ感で優れる。 |
| KZ AS06 | 3BA搭載で分離感が高い。 | 蘭II-LAN2の方が自然なつながりと立体感がある。 |
| FIIO FA7s | 上位機(6BA)で空間表現が得意。 | FA7sは広さで勝るが、蘭II-LAN2は価格差を超えるクオリティ。 |
解像度・音の一体感・チューニングの完成度では、蘭II-LAN2が頭一つ抜けています。
とくに単一ドライバーとは思えないレンジの広さと透明感は圧巻です。
水月雨シリーズ他モデルとの比較
同ブランド内でも、「竹-CHU」「Aria」など人気機種が存在します。
それらと比べても、蘭II-LAN2は確実に「次世代の完成度」に到達しています。
| モデル | 特徴 | 評価 |
|---|---|---|
| CHU II | 超コスパ機だが音場と高域の伸びは控えめ。 | 蘭II-LAN2は解像度と低歪みで圧勝。 |
| Aria | ややウォームで女性ボーカル向け。 | 蘭II-LAN2 POPはその方向性をより洗練。 |
| KATO | 中級機で全体の完成度が高い。 | 蘭II-LAN2 REFはKATOに迫る空間表現を実現。 |
水月雨の技術進化が最も手頃に体験できるモデルが、蘭II-LAN2です。
コスパ総評:1万円以下のベンチマーク
音質・質感・付属品、すべてのバランスで考えると、蘭II-LAN2のコスパは圧倒的です。
| 評価項目 | スコア(5段階) |
|---|---|
| 音質 | ★★★★★ |
| デザイン・質感 | ★★★★★ |
| 装着性 | ★★★★☆ |
| 付属品の充実度 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★★ |
約9,500円(セール時は7,000円台)でこの内容は、他社が真似できないレベル。
「1万円以下の新基準」――それが蘭II-LAN2の立ち位置です。
まとめ:蘭II-LAN2は買いか?
ここまで見てきたように、水月雨(MOONDROP)「蘭II-LAN2」は、エントリークラスの価格ながら、音質・質感・構成すべてが上位機並みの完成度を誇ります。
特に、REFとPOPという2つの明確な個性を持つチューニングが選べる点は、他のイヤホンにはない最大の魅力です。
筆者の総合評価
私自身、クラシック愛好家として「REF」を主に使用しましたが、音の分離感・低域の制動・高域の透明感、どれをとっても9,000円台のイヤホンとは思えないレベルでした。
一方「POP」は、ボーカルが前に出てリスニングライクな音作りで、J-POPやアニソンとの相性が抜群です。
| 項目 | REF | POP |
|---|---|---|
| サウンド傾向 | フラット・分析的・原音忠実 | ウォーム・ボーカル重視・聴きやすい |
| 向いているジャンル | クラシック、ジャズ、OST | J-POP、ロック、R&B、アニソン |
| 聴き疲れのしにくさ | やや高域が刺激的 | まろやかで長時間向き |
| 総合評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
どちらを選んでも後悔はなく、音楽の「聴く楽しさ」を再発見できるイヤホンです。
セール価格なら迷わず「買い」と言える理由
通常価格はおよそ9,500円ですが、タイミングによってはAmazonなどで約7,200円に値下がりしていることもあります。
この価格でガラスドーム振動板、デュアルマグネット構造、ステンレス筐体、そして4.4mmバランスケーブル付属という仕様は、他社にはまず見られません。
7,000円台でこの完成度は、正直“反則級”です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 約9,500円(セール時7,200円前後) |
| チューニング | REF(正確)/POP(音楽的) |
| ケーブル構成 | 4.4mmバランス+3.5mm変換付き |
| 評価 | 価格を超える音質・質感・構成の三拍子 |
結論:蘭II-LAN2は「間違いなく買い」。
エントリーイヤホンの常識を塗り替えるほどの完成度を持つ、2025年のベンチマークモデルと言えるでしょう。
もし迷っているなら、ぜひ一度手に取って、自分の耳でその実力を確かめてみてください。
「音の正確さ」と「音楽の楽しさ」——その両方を味わえるイヤホンは、そう多くありません。
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